学生でお金がないときに使える制度・相談先|奨学金・年金の学生特例・バイト【2026年7月】
学生でお金がないとき、奨学金(給付型・貸与型・返済猶予)や国民年金の学生納付特例、単発バイトなど使える制度・手段があります。危険な現金化・ヤミ金に頼らない方法を解説します。

学費や生活費で「お金がない」学生も、危険なヤミ金・個人間融資や現金化に手を出す前に、学生ならではの制度を確認しましょう。
使える制度・手段
- 奨学金:日本学生支援機構(JASSO)の給付型・貸与型。すでに返済中で苦しい場合は減額返還・返還期限猶予があります。
- 国民年金の学生納付特例:本人の所得が基準以下なら在学中の保険料納付を猶予でき、未納と違い将来の年金・障害年金で不利になりません(国保・年金が払えないとき参照)。
- 大学の授業料減免・緊急支援:各大学の窓口へ。
- 単発・日払いバイト:借金にならず信用情報にも影響しません(単発バイトと給与デジタル払い)。
学生は社会経験が少なく、SNSの「個人間融資」や「ひととき融資」などの被害に遭いやすい傾向があります。うまい話には乗らず、まず大学や公的窓口に相談してください。
共通の相談先・使える制度
- まず相談:お住まいの自立相談支援機関(家計・生活の総合窓口)/消費者ホットライン「188」
- 公的な貸付・給付:急にお金が必要なとき国・自治体から借りる・もらう方法
- 今すぐ必要なとき:まず確認したいこと/借金で苦しいとき:債務整理とは
※現金化・ヤミ金・個人間融資は違法・規約違反のリスクが高く、避けるべきです。
学生がまずやるべき3ステップ
- ステップ1:支出の緊急度を仕分ける。家賃・光熱費・食費・通学費など「学業と生活を続けるための支出」を最優先にし、サブスクや交際費を一時的に削ります。学費の納付期限が迫っている場合は、期限前に大学の窓口へ相談しましょう。
- ステップ2:使える制度を確認する。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金、大学独自の授業料減免・分納・延納、国民年金の学生納付特例など。対象・金額は年度や学校により異なるため、必ず公式窓口で確認します。
- ステップ3:ひとりで抱えず相談する。大学の学生課(学生支援課)は減免・奨学金・アルバイト情報の窓口です。生活全体が苦しい場合は、自治体の自立相談支援機関にも学生の立場で相談できます。
ポイントは、「借りる」を最初の選択肢にしないことです。支出の圧縮→給付型の支援(授業料減免・給付型奨学金)→貸与型・公的貸付、という順番で検討すると、卒業後の返済負担を最小限にできます。同じ「奨学金」でも、給付型と貸与型では将来の負担がまったく違う点を意識しましょう。「とりあえず貸与型で借りる」前に、給付型・減免を使い切れているかを確認するのが鉄則です。
状況別の対処法
- 学費が払えない:まず大学の窓口へ。授業料の減免・徴収猶予・分納の制度を設けている大学は多くあります。放置して除籍となる前に、期限前の相談が重要です。窓口では、納付が難しい事情を正直に伝えれば大丈夫です。
- 生活費が足りない:奨学金の申請(在学中の緊急採用が用意されている場合もあります)、単発バイトでの収入確保、固定費の見直しを組み合わせます。
- 親に頼れない:家庭の事情で支援を受けられない学生向けの相談・支援をJASSOや大学が用意している場合があります。生活が立ち行かないレベルなら、自立相談支援機関や社会福祉協議会にも相談してください。
- 留学・実習などで一時的にまとまったお金が必要:大学やJASSOに目的別の支援・奨学金がないか、まず学生課で確認しましょう。
- 奨学金の返済が始まって苦しい:減額返還・返還期限猶予の手続きを。放置して延滞にするのが一番不利です。
学生が狙われやすい危険な手口
学生は「少額でいいから今すぐ欲しい」という心理を突かれやすく、次のような手口の標的になります。
- SNSの個人間融資・「ひととき融資」:個人を装った貸し手の多くはヤミ金で、法外な利息や個人情報の悪用、性的被害につながる例も報告されています。
- 友人・先輩経由のもうけ話(マルチ商法・情報商材):「借金してでも買う価値がある」と学生ローンを組ませるのは典型的な手口です。
- カード枠やキャリア決済を使った現金化の誘い:「カードでお金が作れる」という勧誘は規約違反であり、多重債務の入口です。
- 名義貸し・口座売買:「名前や口座を貸すだけでお金がもらえる」は犯罪への加担です。絶対に応じないでください。
万一、個人間融資などで借りてしまった場合も、ひとりで抱え込まないでください。法外な利息の契約には法的に対抗する手段があり、大学の相談窓口や消費生活センター、弁護士・司法書士への相談で解決した例があります。相談が早いほど、被害の回復もしやすくなります。
「審査なし」「学生OK・即日」を強調する貸し手は、正規の業者ではない可能性が高いです。不審な勧誘は消費者ホットライン「188」、脅されている場合は警察相談専用電話「#9110」へ相談してください。
よくある質問
Q. 18歳未満でも借りられる正規のローンはありますか?
A. 原則ありません。「未成年OK」をうたう貸し手はヤミ金と考えてください。まず大学・家族・公的窓口への相談を優先しましょう。お金の使い道を見直しても足りない場合は、保護者や大学に率直に事情を話すことが、結局は一番の近道になります。
Q. 奨学金を借りると就職に不利になりますか?
A. 奨学金の利用自体が就職で不利になることは基本的にありません。ただし返済を延滞すると信用情報に影響し得るため、苦しいときは早めに猶予等の手続きを行いましょう。延滞になる前であれば、選べる手続きの幅も広く残っています。
Q. バイトを増やせば解決しますか?
A. 収入確保は有効ですが、学業に支障が出るほどの労働は本末転倒です。減免・奨学金・学生納付特例などの制度と組み合わせるのが現実的です。収入が増えると扶養や税金に影響する場合があるため、気になる点は大学の窓口でも確認できます。
Q. 親にお金の事情をどう切り出せばいいですか?
A. 「足りない」とだけ伝えるより、「何にどのくらいかかっていて、どこまで自分で工面したか」を先に伝えると話が進みやすくなります。減免や奨学金など、自分で調べた選択肢を添えて相談すると協力も得やすくなります。
立て直しの習慣:学期ごとにお金を点検する
急場をしのいだ後は、同じピンチを繰り返さない仕組みづくりが大切です。学生生活は学期単位でお金の動きが決まっているため、点検も学期ごとに行うのが現実的です。
- 学期はじめに支払い予定を書き出す:学費の納付、教科書代、実習費、帰省などの時期を先にカレンダーへ入れ、大きな出費が重なる月を把握しておきます。出費の山が見えていれば、アルバイトの入れ方も計画的に決められます。
- 奨学金・減免の手続き時期を確認する:継続の手続きや申請には締切があります。学生課の掲示やお知らせを学期ごとに確認する習慣をつけましょう。
- 収支をざっくり月単位で振り返る:細かい家計簿でなくても、「今月は何にどのくらい使ったか」をスマホのメモに残すだけで、使いすぎの傾向がつかめます。
- 困る前の相談先を決めておく:「お金が足りなくなったらまず学生課」と決めておくと、焦って危険な手段を検索せずに済みます。相談先を先に決めておくこと自体が、うまい話への防御になります。
こうした点検は、一度身につけば社会人になってからも同じ形で役立ちます。お金の不安を「なんとなく」のままにせず、時期を決めて確認する習慣こそが、危険な手段に近づかないための一番の備えです。
まとめ
学生でお金がないときは、奨学金・年金の学生特例・大学の支援・バイトなど、危険のない手段があります。ヤミ金・現金化は避け、大学や公的窓口に相談しましょう。
この記事の執筆者
マネーガイドジャーナル編集部
金融関連情報サイトの運営実績を多数持つ編集チーム。株式・不動産・FXなど幅広い金融資産の運用経験と、外資系ITコンサルティングファームで金融機関の案件に従事した実務経験をもとに、公式サイト・公的機関の一次情報を確認しながら記事を制作しています。
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