WAONは換金できる?利用約款の「換金の原則禁止」と返金を受けられる場面
WAONは利用約款15条で、約款に定める場合を除き換金できません。返品・カード破損・サービス終了・約款変更への異議など返金を受けられる場面と、営利目的の利用や譲渡の禁止、違反時に残高が返還されない定めを、イオン公式のWAON利用約款(2025年12月18日改定・2026年11月7日確認)で整理します。

WAONの利用約款には「換金の原則禁止」という条文(15条)があり、WAONは約款に定める場合を除いて換金できません。一方で、同じ条文は返金を受けられる場面も定めています。本記事は、WAONを換金する方法を案内するものではなく、イオンの公式サイトに掲載されている「WAON利用約款」(2025年12月18日改定・2026年11月7日確認)をもとに、返金を受けられる場面と、禁止されている行為を整理します。
なお、WAONの規定集には、チャージ上限の違うカード向けの約款も別に掲載されています。お手持ちのカードに適用される約款は規定集で確認してください。
出典:規定集|電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト(2026年11月7日確認)
返金を受けられる場面(約款15条1項が挙げる例外)
| 場面 | 根拠 | 内容 |
|---|---|---|
| 加盟店で返品したとき | 13条2項 | 原則はWAONで利用代金相当額がチャージし直される。チャージできない場合に加盟店が返金することがある。 |
| カードの破損等で残高が消えたとき | 15条2項(1)・11条3項 | 利用者の事情によらないことが明らかで、未使用残高が判明し、WAON発行者が相当と認めた場合。 |
| 法令等で返金すべきとき | 15条2項(2) | ― |
| 発行者がやむを得ないと認めるとき | 15条2項(3) | 相当の事由があると発行者が認めた場合。 |
| WAONサービスが終了するとき | 17条2項・3項 | 発行者が返金方法を周知する。定められた返金期間を過ぎると返金されない。 |
| 約款の不利益な変更に異議を出したとき | 19条3項 | 予告期間内に異議を申し出た場合。 |
返金の手続きでは、所定の方法でWAONカードを提出し、未使用残高から発行者が定める手数料を差し引いた金額が返金されます。従前のカードは回収されます(15条3項)。カード番号や未使用残高が分からない場合、発行者は返金の義務を負いません(15条4項)。また、カード券面に記載されていない他の発行者は、この返金の取扱いをしません(15条5項)。
約款で禁止されている行為
- 営利目的の利用:営利の目的でWAONカードやWAONを利用すること(10条1項(2))。
- 不正な目的の利用:違法、不正、公序良俗に反する目的での利用(10条1項(1))。
- 譲渡・貸与・質入れ:WAONカードとWAONを他人に貸す、譲る、担保にすること(14条)。ただし、発行者所定の方法でギフト用として交付を受けたWAONカードは譲渡できます。
残高の入ったカードを買取に出すことや、他人の残高を現金と引き換えに使わせることは、これらの禁止にあたるおそれがあります。
違反した場合に起こること
利用者が約款に違反したときや、利用状況から利用者として不相当とWAON発行者が判断したとき、発行者は事前の通知や催告なしにWAONサービスを解約できます(16条1項)。解約後はカードもWAONも使えず、カードが回収される場合があり、その際カードに記録されたWAONは返還されません(16条2項)。偽造カードなどの事実を知って通知・返還した場合も、そのカードのWAONは返還されません(10条2項)。
出典:WAON利用約款(2025年12月18日改定)|電子マネー WAON 公式サイト(2026年11月7日確認)
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この記事の執筆者
マネーガイドジャーナル編集部
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